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今週の礼拝説教アウトライン 2024年4月21日

更新日:3 日前

 この説教の音声は本ホームページ「説教視聴」サイトで聴くことが出来ます。このアウトラインを合わせてぜひお聞きください。福音の説教の音声を聞くすべての人の上に祝福が豊かにありますよう、お祈りいたします。


2024/04/21 仙台南吉成キリスト教会 礼拝説教:主任牧師 銭谷幸器 アウトライン

「神の宮~信仰と中心地~②」出エジプト25章8~9、17~22節


Ⅰ 旧約時代の中心地~幕屋と贖いのふた~

 私たちの人生には常に新しい状況が生じて来ます。まだ経験したことのない状況に私たちは不安を覚えるのです。しかし、私たちの神はこの不安の中に「中心」を創ることで私たちを助けて下さいます。神は神と人類のパイプ役としてヘブル民族(後のイスラエル民族)を選びました。時の流れの中、彼らはエジプトでファラオの奴隷になっていましたが、神はモーセを遣わして彼らを解き放ちます。そして荒野を旅する彼らの真ん中に幕屋(移動式神殿)を作るように命じます(8節)。では幕屋の真ん中には何があったのでしょう。それが「贖いの蓋(カッポレース)」です。これは契約の箱の蓋で、最も重要な物です。一年に一回、大祭司はこの贖いの蓋の上に動物の犠牲の血が注ぎかけたのです。それは、神の民のすべての罪を赦すためでした。つまり、「贖いの蓋」は罪の赦しのなされる場だったのです。神との間に溝を作ってしまう人間の罪…その罪は動物の犠牲の流された血によって赦されます。実に自分の罪を赦してくれるものが彼らの生活の真ん中だったのです。ヘブル民族はこれから先、自分たちがどうなっていくのか不安もあったでしょう。しかし、自分と神の間の壁が無くなっており、神が共にいて下さることが分かれば恐れから解かれたはずです。罪の赦しが神の守りと祝福を確信させたのです。


Ⅱ 新約時代の中心地~教会と聖餐~

 新約の時代も変わることなく、自分の罪の赦しが中心です。旧約時代の動物の犠牲の血は、来るべきキリストのひな型です。新約聖書は、神の御子イエス・キリストが十字架で私たちの罪を赦すために血を流して下さったことを教えています。では、どこにいけばこのイエスの血に与れるのでしょうか。新約聖書で「キリストの血」と言われるものはひとつしかありません。聖餐式です。ぶどう酒と共に主イエスの血があります。実に聖餐式が罪の赦しを受ける「中心地」なのです。今、不安に感じていなかったでしょうか?私たちも先行きの見えない不安な時代に生きています。しかし大丈夫です。あなたの罪は赦されています。それゆえ神があなたと共にいることが出来ない理由はなくなっているのです。聖餐に与り平安を得ましょう。旧約時代の幕屋のように新約時代は教会堂が必要です。なぜならそこで聖餐が行なわれるからです。あなたの周囲で聖餐の意味を知らなかったり、忘れている兄姉はいないでしょうか。その兄姉が聖餐を中心地に出来るように励まし、支えましょう。。

 




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